MIDI AUN - MIDI Switcher
ストンプボックス(コンパクトエフェクター)型の1入力-2出力MIDIスイッチャーです。
写真
端子・ボタンの解説
①電源入力端子
ストンプボックスで一般的に使用されている、2.1mm/センターマイナス型の端子を備えた9V ACアダプタを使用できます。
②外部入力端子
TSフォーンタイプの端子を使用する一般的なフットスイッチを接続して本機を操作できます。接続したフットスイッチは、本体のコントロールスイッチと同様に動作します。
フットスイッチの極性は、電源投入時に自動的に設定されます。もしフットスイッチの挙動がおかしい場合、フットスイッチを接続した状態でACアダプタを抜き、再度接続して電源を入れなおしてください。
③MIDI入力端子
MIDIキーボード等のMIDI信号を出力する機器をMIDIケーブルで接続します。
④MIDI出力端子A(甲)
MIDI音源等のMIDI信号を入力できる機器をMIDIケーブルで接続します。LED Aが点灯している際に、MIDI入力端子から入力されたMIDI信号がここから出力されます。
⑤MIDI出力端子B(乙)
MIDI音源等のMIDI信号を入力できる機器をMIDIケーブルで接続します。LED Bが点灯している際に、MIDI入力端子から入力されたMIDI信号がここから出力されます。
⑥LED A(甲)
このLEDが点灯している場合、MIDI入力端子から入力されたMIDI信号はMIDI出力端子Aここから出力されます。
⑥LED B(乙)
このLEDが点灯している場合、MIDI入力端子から入力されたMIDI信号はMIDI出力端子Bここから出力されます。
⑧POWER LED
十分な電力が供給されている場合、緑色に点灯します。供給電圧が低下している場合(たとえば電池駆動時に電池の残り容量が少なくなっている場合)、消灯します。
また、MIDIイベント(キーを押す、離す、ピッチベンドやモジュレーション操作を行う、など)がMIDI入力端子から入力されると、赤色に点滅します。
⑨コントロールスイッチ
押してすぐに離すと、MIDI信号の出力先がAからB、もしくはBからAに切り替わります。
押した状態で約3秒経過すると、現在のMIDI信号出力先の1~16チャネルに対しそれぞれオール・ノート・オフ信号を送信します。なんらかのトラブルで出音が止まらなくなった際などに利用できます。
押した状態で約6秒経過すると、消費電力を抑えたスリープモードになります。スリープモードの状態ではMIDI入力端子にMIDI信号が入力されても、A/BどちらのMIDI出力端子からもMIDI信号は出力されません。
スリープモードでコントロールスイッチもしくは外部入力端子に接続したフットスイッチ を操作すると、即座にスリープモードは解除されます。
使用上のご注意
- DC9V出力/センターマイナスの適切なACアダプタをご使用ください。
- 本機は電源部分に保護回路が組み込まれています。そのため、もし極性の異なるACアダプタを接続した場合、電源は入りません。
- ACアダプタの電圧は厳密にDC9Vである必要はありません。実際には、7~12V程度の範囲であれば問題なく動作します。ただし、12Vを超える電圧が入力された場合、保護回路が発熱したり、電流を遮断し電源が強制的にオフになります。この場合、しばらくしてから再度適切なACアダプタを接続してください。
- 本機は006P型電池(9V)でも動作します。006P型電池を使用する場合、本体裏側のネジを外し、筐体内部に用意されている電池スナップに接続してください。
- 電池駆動の場合、連続駆動時間はおおむね30時間程度(理論値)です(MIDI出力端子に接続するMIDI機器によっても変動します)。なお、スリープモードにすることで消費電力を抑えられますが、その場合でもわずかに電力を消費します。そのため、使用しない際には電池を取り外しておくことを推奨します。
仕様
- MIDI入力端子:DIN 5P(180°)×1
- MIDI出力端子:DIN 5P(180°)×2
- 電源入力端子:内径2.1mm/外形5.5mm、センターマイナス
- 対応入力電圧:7~9V
- 外部入力端子:6.3mmフォーンジャック(TS)
- 消費電力:約15mA(スリープ時:約1.6mA)
- 本体サイズ:約65×32×115(W×H×D、突起部を除く)